『カムカムエヴリバディ』23週108回 目黒祐樹「ジャズは野球じゃ」
2022年4月8日(金)、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第112回が放送され100年の物語が完結しました。第23週は最終週で、2003~2025年の物語が展開されています。
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大月夫婦(深津絵里&オダギリジョー)が老夫婦になる
第23週第108話は、おばあちゃん&おじいちゃんになった大月るい(深津絵里さん)と大月錠一郎(オダギリジョーさん)がディッパーマウス・ブルースにいるシーンから始まります。
二人とも白髪はウィッグだと思いますが、ご老人の口調で話して老人感を醸し出しているところはさすが名優だなと思いました。
ディッパーマウス・ブルースはもともと柳沢定一(ミュージシャン・世良公則さん)と柳沢健一(前野朋哉さん)が経営している喫茶店。
そこに大月ひなた(川栄李奈さん)から電話がかかってきて、るいが受話器を取ります。
「今回は(海外滞在が)長かったなあ」とるいが言うと、関西国際空港にいるひなたはこれから京都に帰る、と返して電話を切りタクシーに乗ります。
るいが錠一郎に「朝ドラの時間やで」と声をかけると、AIさんの主題歌『アルデバラン』が流れます。
第23週第109話を見れば分かりますが、このときのひなたは40歳を超えているようです。
ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』の公開前日
時は2004年1月、京都府京都市にある条映映画村。
明日からハリウッド映画『サムライ・ベースボール』が公開されるとのことで、大月ひなた(川栄李奈さん)や榊原誠(平埜生成さん)は大忙しです。
ひなたは連日仕事で、ようやく明日から有給を取れる様子でした。
条映映画村の廊下にてひなたは、ジョージ(ハリー杉山さん)に会いアニー・ヒラカワ(森山良子さん)が「日本に来るのは(今回が)最後」ということを聞きます。
アニーは今夜京都に到着予定で、明日大阪に移動するとのことです。
アニーの帰国予定はない、トミー北沢も登場
ディッパーマウス・ブルースに、柳沢慎一(前野朋哉さん)・トミー北沢(早乙女太一さん)・大月るい(深津絵里さん)・大月錠一郎(オダギリジョーさん)の4人が集まります。
有名なトランペット奏者・トミー北沢がクリスマスジャズフェスティバルに参加することが決まっていたので、思ったより大規模な開催となりそうです。
慎一は「もうクリスマスの偕行社は日本のニューオリンズです」と言います。
一方、ジョージ(ハリー杉山さん)はアニー・ヒラカワ(森山良子さん)をジャズフェスティバルに行くよう説得。
「どうしてジャズなのかしら?」「お父さん(大月錠一郎)がミュージシャンだからだよ」という会話をしますが、アニーは乗り気ではありません。
しかも、アニーは「明日日本を出てもう戻らないわ」とまで言い切ります。
大月るい(深津絵里)が緊張
時は2003年12月25日、舞台は岡山偕行社。
ここで本日の午前11時、「クリスマスジャズフェスティバル」が開催されます。
るいは、フェスティバルを前にとっても緊張している様子です。
そんな姿を見て、大月ひなた(川栄李奈さん)は野田一子(市川実日子さん)からもらった手土産を母に渡します。深津絵里さんの黒色ニットが似合いすぎていた。
るいは「お酒でも飲みたいわ」と、緊張を隠せません。
濱田マリ演じる竹村和子が、木暮洋輔(近藤芳正)と再会
すると竹村クリーニング店の竹村和子(濱田マリさん)や、ジャズ喫茶Night and Dayの木暮洋輔(近藤芳正さん)が岡山偕行社を訪れます。
錠一郎は、「アメリカのお母さんに歌う時に大阪のお母さんがいたら安心だろう」と思って懐かしい人々を誘ったそうです。
竹村クリーニング店の竹村平助(村田雄浩さん)は体調を崩していて、現在は店を閉めて里に帰っているためフェスティバルには行けませんでした。
木暮洋輔は、大月錠一郎やトミー北沢が大阪でお世話になった人です。
目黒祐樹が「ジャズは野球じゃ」と熱弁する
アニー・ヒラカワとジョージがラジオ番組出演のため、収録場所に到着。
同時刻の岡山偕行社で、雉真勇(目黒祐樹さん)は柳沢健一(世良公則さん)に「ジャズは野球じゃ」と熱弁します。
ジャズは野球理論、のセリフはこちら。
「ジャズは野球じゃ 野球選手は試合の半分ベンチにいる じゃけどなありゃあ休みょんじゃねえ バッターボックスに立つ仲間を見守って相手の出方を試合の展開を先読みしょうるんじゃ ジャズの楽器と楽器の駆け引き そこからの想像を超える展開 ありゃあ野球の間じゃ 息じゃ」
『カムカムエヴリバディ』第23週第108話 雉真勇(目黒祐樹さん)のセリフより引用
私はジャズと野球をやったことはありませんが、楽器を10年以上やっているのでこの理論には感動しました。
大月桃太郎(青木柚)は、水田きぬの孫(小野花梨)との出会いで・・・
クリスマスジャズフェスティバルの当日の控室。
トミー北沢・大月錠一郎・大月るい・大月ひなた・大月桃太郎(青木柚さん)は控室で待機していました。
弟の桃太郎が「『サムライ・ベースボール』の前売券欲しいんじゃけど」とお姉さんに頼むと、ひなたは「彼女と行かへんの?」と聞きます。
しかし桃太郎は「1枚でええわ。いてへんわ、そんなん」と答え、姉は「情けない」と茶化します。
桃太郎は10年くらい藤井小夜子(新川優愛さん)のことが好きでしたが、彼女は赤螺吉之丞(徳永ゆうき)と結婚しました。
これは第112話のネタバレですが、大人になった桃太郎は水田きぬの孫・花菜(小野花梨さん)に一目惚れして結婚します。
そこでひなたは、磯村吟(浜村淳さん)が担当するラジオ番組を聞き始めます。
磯村吟はハリウッド映画『サムライ・ベースボール』の説明をすると、ハリウッドキャスティングディレクターのアニー・ヒラカワがゲストとして登場。
「アニーさんは1925年シアトルで生まれた日系アメリカ人・・・」と紹介するところで第23週第108回が終わります。
第108話から5話続けて、ドラマ冒頭でひなた40代?(詳しい年齢は不明)の現在を放送しています。
ひなたは1965年4月4日生まれで第23週は2025年までを放送しているので、ここは40歳~60歳の間でしょうか。第109回で、ひなたは「40歳になってから留学した」と言っています。
朝ドラ最終週ということで岡山のフェスティバルに懐かしい人々が来てくれ、総集編という感じで嬉しくなりますね。